とおのでくらす&はたらく

遠野市の仕事

大野ゴム工業株式会社 遠野工場

常に顧客満足を重視したものづくりを推進

自動車用のゴム製品や、一般産業機械などに利用される防振ゴム・パッキン等の工業用ゴム製品の設計・製造販売を行い、タイヤを除くゴム製品ではシェア日本一の企業です。「CS(顧客満足度)によるものづくり」の姿勢で、社会ニーズへの貢献を目指し、品質・環境に配慮した開発提案型メーカーとして業績を伸ばしています。2009年(平成21年)完成の遠野工場は国内3拠点目の工場で、基幹工場をサポートする役割を担っています。
遠野市の市政施行14周年記念功労者表彰式では、市の振興への貢献により表彰されるなど、企業として成長を続けながら地域社会に寄付する活動を推進しています。

働く人インタビュー

事業所名
大野ゴム工業株式会社 遠野工場
代表者
代表取締役 大野 洋一、工場長 深沢 修司
創業
昭和16年 2月
ホームページ
http://www.ohno5825.co.jp/
所在地
[ 遠野工場 ]〒028-0502 遠野市青笹町中沢8-1
[ 本社 ]   〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-8-11
遠野市公式ウェブサイト 遠野市内の企業情報
https://www.city.tono.iwate.jp/index.cfm/46,34939,295,527,html

働く人インタビュー

空⼿と仕事の両⽴を地元で実現し、
今は次の世代の指導に頑張っています。

⼤野ゴム⼯業株式会社

菊池 亜美紗 さん

 ⾼校を卒業し、就職して3年⽬になります。ずっと遠野で育ち、仕事も市内の会社に勤めることができました。
地元に残った理由の⼀つは、私は6⼈兄弟の末っ⼦で、⾼校卒業当時に実家に残っていたのは兄弟のうち自分だけでしたから、大好きな父や母と一緒にいたいという思いがあったんです。

もう一つは、6歳の頃からずっと空手をやってきて、小学校1年生で全国1位、高3の時には岩手国体で全国5位の成績を収めることができ、ここまで頑張ってきた空手を仕事に就いてからも続けたいと思ったんですね。空手との両立を認めてくれる会社を希望していたところに紹介されたのが当社で、平日の大会なども特別休暇で出場できるよう配慮いただいています。現在は選手としての活動よりも指導が中心で、自分も所属していた地域のスポーツ少年団で週に2日、平日に仕事が終わってから、6歳から中学3年生までを対象に教えています。

 ずっと遠野にいて思うのは、まわりの人の優しさや地域のつながりの深さでしょうか。両親を見ていると、ご近所同士で助け合う暮らし方が根付いていると感じます。夜は静かで真っ暗ですが、物騒なことはありませんし、落ち着いていて暮らしやすい土地だと思います。
その一方で最近はおしゃれなカフェなども増えてきて、友達のSNSを見て、「えっ、遠野にこんなところがあるんだ」と驚いたこともありました。

 また、空手を教えているお子さんの中には、移住してきた方がご近所で勧められて参加するようになったりと、昔ながらの地域に新しいモノや人が加わって、少しずつ変わってきていると感じます。今期待しているのは、市が整備している工業団地の工事が進んでいるのを見ながら、この先県外からも若い人が来て、遠野がもっと活性化すればいいなと願っています。